天照大御神 正しい食事について語る

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天照大御神 正しい食事について語る

それでは清く正しく美しいカンカタチ(神形)を保ち
健康長生きするスガカテ(健康食清食)の話しをしましょう。

何よりも忌(い)むべきは獣肉を食べることです。
もし人がケシシ(毛の生えた獣)のを嗜(たしな)むと己の血肉も汚れて
たとえ一時は精が付いた様でも
実は動物の悪い精が付き過ぎ筋肉が固く凝(こ)り縮み

毛も抜け落ちてとなり苦しんで早死にします。

例えれば、濁水が乾くと後に汚泥(おでい)がこわばり付く様に
獣肉も食べると動物の汚れた血が全身にへばりつき己の血も汚れて
健康を害しついにはに倒れます。

常日頃、新鮮な野菜をたくさん食べなさい。
特に清浄な野菜は、太陽の光をいっぱい含んだ緑の恵みで
地上にさんさんと降り注ぐ光は蒔(ま)かれた太陽の種(分身)です。

青野菜を食べれば、に弱って黒く濁った血
再び赤く透き通った太陽の輝きを取り戻し
ここ二見の浦の御潮(みしお)の様に力強い生命を宿します。

私は常々、この国を幾世に渡り担(にな)ってきたをも分け隔て無く
天の賜物として我が子の様に慈しみ
皆がいつまでも豊か健康に長生きするよう祈ってきました。

伊勢神宮

今こそ、人が健康天寿を全うする為に
食物の良し悪しを見分ける知識をはっきりと持たなくてはなりません。
我々は常に天地創造の初めに帰り、天・地・人
根元を良く知ってこそ真に人の命尊さを悟り
天から与えられた命を全うすることが出来るのです。

さあモロタミ(諸民)も共に良く聞くが良い。
太古、天地開闢(てんちかいびゃく)の初めに
アメミオヤ(天御祖)神はまだ天も地も人も
分かれる前の渾沌(こんとん)としたアワウビ(エネルギー、カオス)の中に
初(うい)の一息(ひといき)を吹き込みました。

ふとまに


やがて宇宙は静かに丸く動いてメ(陰)とオ(陽)に別れ
オ(陽)は軽く昇ってアメ(天) となり
メ(陰)は重く中が凝(こ)ってツチ(地球)となりました。

オ(陽)の気をウツホ(空)と名付け
やがてウツホ(空)が動いてカゼ(風)を生み
カゼ(風)も変化してホ(火)と別れ、ウツホ(空)
カゼ(風)、ホ(火)はオ(陽)の三化元素となり
物の形を現して後に元のアメ(天)に登りました。
さらにウオセ(太陽勢)のムネ(宗、中心の意)はヒノワ(日輪)となり
イメ(大陰)のミナモト(源、水の元の意)はツキ(月)となりました。

一方ツチ(地球)はハニ(土)とミズ(水)に分離して二化元素となり
かつハニは自ずと山里となり、ミズ(水)は海や湖を造りました。

ヨルナミ(夜月霊)を受けて化成した
大海原(水)のうしお(潮)を焼いて造る御塩(みしお)は、
特に浄化力に勝れて祓い清めとして重要なうつわ物(神饌)の第一です。

盛り塩

人はを毎日食べ、を撒(ま)いて悪霊(あくりょう)を防ぎ
塩を盛って家の門口を守るのも
ヨルナミ(夜月霊)の霊力により身の垢(あか)を免れるからです。

水中(ミズ)で土(ハニ)を多く含み火(ホ)に勝るのは貝類(三化)で
水(ミズ)に空(ウツホ)を受けて泳ぐ火(ホ)成る物は魚類(三化)です。
特に鱗(うろこ)有る魚は食べて旨(うま)く身を清める栄養源ですが
ホ(火)の勝る鱗(うろこ)なき魚は臭くて食べられず勧(すす)めません。

アマテル神は疲れも知らずなおも語り諭し教え続けました。
天と地と人の幽玄な五化元素の係わりと
が与え下す尊い人命を守る食物の話しに増々力が入っていきました。

お米にハート

モロタミ(諸民)もしかと聞きなさい。
日常の食物で最も優れた物は
ゾロ(米・ぞろぞろ、ぞろ目、ぞろっと等、揃うの語源)が一番です。
さんさんと降り注ぐ太陽の精気
月の水の精華が結ばれたのがヒヨウル種(水稲)で
太陽と月の恵みの種(米)を同時に食べる者は幸いです。

うまいごはんだニャン

二番目に良いのが鱗(うろこ) の有る
次は鳥ですが鳥はホ(火)が勝ち過ぎて、
人は力が付くと思い込んでいるがこれは大間違い
不幸にも鳥をたくさん食べた
ほとんどの人は遅かれ早かれとなり死んでゆくのだ。

めでたいお魚 うまいニャン

この事を譬(たと)えれば、灯火(ともしび)の
火をもっと明るくしようとむやみやたらに灯心を掻き立てて
末は我が身の油を早く使い切って命を縮めるのと同じこと。
注意しなさい、ホ(火)の勝つ鳥を食べると身を滅ぼしますぞ。

最も恐るべきは誤ってミテ(三字・璽)のを食べる事です。
食べたとたん己の血肉が凝(こ)って縮み
身の油を減らしながら空肥(からぶとり)して
頭の毛も脱け落ちやがて早死にするぞ。
やむないこんな緊急時には、
二ヶ月半の間イミヤ(忌小屋、酒肉を禁じ沐浴する室)に籠(こも)って
スズシロ(大根の別称)を大量に食べよ。

いわんやフテ(二字・璽)のを食べた者は、
たとえ生きたとてその臭さは腐る屍(しかばね)同然
これを生き腐れの毛枯れ(けがれ、汚れの語源)と言うのだ。

この者は神の恵みも断たれて救い難く
三年間イミヤに入れスズシロ(大根)を大量に食べさせて
体毒を消し、薬にシラヒゲ(白髭、芹・せり)と
ハジカミ(しょうが又は山椒・さんしょう)を与えて
徹底して身の不浄な垢(あか)を濯(そそ)げよ。
やっとまともな人に戻るのだ。


諏訪大社

スワの神(現・諏訪大社祭神建御名方・たけみなかた、長野)が
山深き国からはるばるやって来て願い出るには

シナノ(信濃・長野)は大層寒く魚も多く取れません。
特に雪が深い厳しい冬は飢えて凍(こご)え死にする者も少なくなく

民はやむなく魚の代わりに鳥獣の肉を食べて寒さを凌(しの)いでいます。
どうか食べ物の乏しい冬場だけでも肉食をお許し下さい。

ならぬ、邪食はならぬ今ここでシシ(四足)を許せば
は皆汚れてになり国の平和が乱れるぞ。

めでたいお魚 うまいニャン

アイモノ四十種があるではないか
(あいもの、四十物、塩又は乾魚の語源)。

を食べよ、これとて食後三日の間はスズナ(菘・蕪 かぶ)を
食べ良く身の毒を消すのだ。

もし誤って水鳥を食べた者は二十一日間スズナ
食べ身の汚れを祓えよ。


今この場で世の鳥獣食を固く戒(いまし)め禁止する。
すぐに(おきて)を厳しく改め、天下あまねく法(のり)を触れよ。

たとえ間違いで鳥獣を食べて
(俺は人間の屑だから、こんな命なんか惜しくもない)とうそぶいたとて
その者の血は確実に獣の血に汚染されて
肉体も既(すで)に腐って死んだも同然だ。

獣の悪い霊を受けてタマノオ(魂緒、人の魂(タマ)と
魄(シイ肉体)を結ぶ命の緒)が
乱れると魂魄(たましい)も共に乱れ、苦しんだ後に死した者の霊は
天上サゴクシロ(精奇城)の元宮(死者の霊が帰る大元宮)に帰れぬぞ。

恐ろしい事に天国に帰れぬ者の魂魄(たましい)は巷(ちまた)に迷い
浮かぶ瀬もなく彷徨(さまよ)ったあげくの果てに安易な獣の霊と求め合い
ついに人間界を離れて獣の世界へ消えて来世は獣に生れるぞ。

鳥や獣は四化元素で生じただけで一化元素が足りず
ヒウル(日精)もツキナミ(月霊)も無く動物界に落ちると二度と人に戻れぬぞ。


お米食べよう

ゾロ(米)こそが日月(ひつき)のウルナミ(日精、月霊)が
化成して出来た完全食品です。
人は古来よりを何より大事に育てて
いただき(食べ)命の糧(かて)にしてきました。 

お米だワン うまいワン

ここではっきり答えよう

人は獣と違って空、風、火、水、土、の五化元素が化成して生じた故に
特別に日月の精霊を受けてナカゴ・ココロバ(心意)を有して生れます。

これゆえ一生を素直に生き己の本分を良く守って努力し
人の模範となり死を迎えた人は特に天神の神意に良く適(かな)い
はこの者が獣の世界に迷い込まぬ様に
天の元宮に帰るまで見守り導いてくれます。

我が日常の御食(ミケ)には、誰も食べようとしない
特別のチヨミ草(千代見草、不老長寿の仙薬)があります。
この菜は世人の言う苦菜(にがな)より百倍も苦い食物です。
私はこの千代見草の食事のお陰で他の人より百倍も長生きして
今日まで健康で豊かにあれと祈りつつ生きてきました。

思え命は身の宝 万君(ヨロキミ)も 一人命の 変りなし

考えても見よ、人の命こそ己が身の宝です。
たとえ万人の君主の為といえども、唯一人命を代われる者はないのだ。

たとえば己は人生を十分楽しんだからもう何時(いつ)死んでもいいと言って
天から与えられた命を真っ当に生きず天命を待たずに身勝手な早死にをすれば
いずれタマノオ(魂緒)が乱れ苦しんで天の元宮にも帰られずに落ちるのだ。
よわい(天寿)を大切に保ち美しく年老い召されるまま
天に帰る時は苦しみも無く楽しんで死を迎えるだろう。

神の一輪花

これココナシ(菊)の花は
冬を静かに待って自然に枯れ行く日まで香わしく匂い続ける様に、
人の身も同じくケシシ(獣肉)を食べず
我が説くスガカテ(健康食、清食)を守って食べれば
ヨロホ(万歳)の寿命を得て夢見る様に楽しく生き

死に際にはココナシ(菊花)の香しい匂いに包まれに迎えられよう。
菊花の如く
く正しく美し生きた者のなきがら(亡骸)は
すでにカンカタチ(神体)であり
宮に安置した御霊(みたま)は菊香と共に昇華して天に送られよう。
(古代約3000年前、仏教渡来以前は宮(やしろ)が葬祭場でもあった。)

これに反し汚肉(ガシシ)を食べた者は腐る屍の如く臭く魂の緒も乱れ、
もはや邪食を絶つにはアライミ(潔斎、けっさい)をして心身を清めるのみなり。
ウル(米、うるち)は日の種、ナ(菊菜)は月の御種ゆえココナ
(菊菜、古代九月をココナ月と言い後世ナ(菜)音だけが残り
ナガツキ(長月・菜が月)となる・語源)を

食べれば人の両眼が良く見える様になるのも
日の精(左目)と月の霊(右目)がお互い輝きを増幅し合い
眼の玉がより清く明らかとなるからである。

天成道(アマナリノミチ)を素直に行く人は
丁度ココナ(菊菜)が日月の陽と陰に感応して助け合う様に
神と人が天地に感応しては人を助けるだろう。
この故に私がココナシ(菊)の花を常々愛(め)で尊ぶ由縁がここにあります。

原文出典
日本翻訳センター
http://www.hotsuma.gr.jp/

フランシスコ・ザビエル

日本人は自分等が飼う家畜を屠殺することもせず食べもしない。
彼等は時々を食膳に供し、米や麦を食べるがそれも少量である。
但し彼等が食べる草(野菜)は豊富にあり又僅かではあるが
いろいろな果物もある、この土地の人々は
不思議な程の達者な身体をもって居り稀な高齢に達する者も多数居る。

ルイス・フロイス

徒侍といわれる下級武士は、40キロぐらいの甲冑を着け
恐るべき早さで野山を駆け走りあるいは駆け登った。

刀で斬られても、槍で突かれても
傷が致命的な深手でない場合、傷は直ぐに治り
それは不思議なくらいであった。

メチニコフ

フランスの細菌学者でありノーベル医学賞受賞者である
メチニコフはパリのパスツール研究所の所長として多くの研究を行った結果
腸の内容物の停滞腐敗が命を縮め病気早老早死を招くと断言しました。


愛をこめて

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